%\documentclass[a0,landscape,portrait]{a0poster} %\documentclass[a0,portrait]{a0poster} \documentclass[a0,portrait]{a0poster} %\usepackage{alltt} \usepackage{color} \usepackage{times} \usepackage{ascmac} \usepackage{amsmath} \usepackage{amssymb} \usepackage{pstricks} \usepackage{pst-node} \usepackage{graphicx} \usepackage{fancybox} \usepackage{pifont} \usepackage{newmycommand} \usepackage{logos} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% %\newpsobject{showgrid}{psgrid}{subgriddiv=1,griddots=1,gridlabels=6pt} \newpsobject{showgrid}{psgrid}{subgriddiv=1,gridlabels=30pt} %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \begin{document} \title{隠されたルールを探し出せ!!} \author{埼玉大学 工学部 情報システム工学科 池口研究室} \address{(オープンキャンパス 407)} %\email{http://www.nls.ics.saitama-u.ac.jp} \url{http://www.nls.ics.saitama-u.ac.jp} \makeheader %\begin{center} % %\end{center} \huge ようこそ池口研究室へ. 池口研究室ではカオス, フラクタル, 非線形をキーワードに研究を行っています. 今回のオープンハウスでは, 池口研究室で行っている研究発表に加え, カオスとフラクタルに関連した,以下の内容を公開しています. \begin{pspicture}(0,0)(80,92) % \qdisk(0,0){1} % \qdisk(80,100){1} % \showgrid % \psframe[fillstyle=solid,fillcolor=white,framearc=0.1,linecolor=white, % linewidth=10pt,linestyle=solid]% % (0,30)(80,90) \rput[lt](0,90){ \psframebox[linecolor=red,fillcolor=white,fillstyle=solid, linewidth=8pt,framearc=0.1]{ \parbox[c]{76cm}{ \ \vspace*{15mm} \ コーヒーにクリームを入れたときのことを考えてみましょう. その広がり方は毎回違います. 同じ濃度のクリームを落としても,落とす高さや角度のわずかな違い, コーヒーの温度分布の微妙な差などが, クリームの広がり方の様をまるっきり異なるものにして, 毎回毎回,二度と再現できないような形が現れます. これはカオスの典型的な例の一つです. 初期条件のわずかな違いによって, その後の状態が大きく変わる事態がカオスです. 同じようなことは, たばこの煙, はためく旗, 雲の様子, 波が砕ける様子など, いろいろなところで観察することができます. しかし,毎回違う形になるとしても, そこに毎回関わっている法則が違うかというと, そんなことは決してないのです. 支配しているルールが毎回同じことは, 厳然として動かしがたい事実です. これ以外にも,動物の個体数や伝染病の流行, 脳の中, 経済現象にもカオスは現れてきます. いずれも現れる状態は非常にランダムに見えますが, 重要なのは決定論的なルールに従っていることに変わりないという点です. 日食や月食などは予測通りに起こりますし, ハレー彗星はやっぱり76年ごとに地球に戻ってきます. 決定論的なルールに従いながら,ある場合には,何十年, 何百年先の予測がまちがいなく当たり, 別の場合には,初期条件がほんのわずか, 例えば 10000 分の 1, いや 10000000 分の 1 だけ違っても, 将来は予測もできないものになります. どうしてそういうことになるのでしょうか. これがカオスの面白いところ, 私たちが研究する理由でもあるのです. \ \vspace*{5mm} \ } } } \rput[cb](7,90){ \psframebox[linewidth=4pt,linecolor=white,fillstyle=solid,fillcolor=white]{% \Huge\bf カオス} } % \rput[cb](40,47){ % \psframebox[linecolor=red,fillcolor=white,fillstyle=solid, % linewidth=8pt,framearc=0.15]{ % \parbox[c]{76cm}{ % % \ \vspace*{15mm} \ % % 私たちの周りには不思議な形をしたものがたくさんあります. % たとえば,雲,草木,山の稜線,海岸線などです. % これらの一部分を拡大すると,一体どのような形が現れるでしょうか. % 元の形と同じ形が現れることがわかるでしょう. % このように自分の中に自分と同じ形が含まれるものは % フラクタルと呼ばれています. % 例えば,右写真のネムの木の葉もフラクタル構造を持っています. % % } % } % } % % \rput[cb](8,52){ % \psframebox[linewidth=4pt,linecolor=white,fillstyle=solid,fillcolor=white]{% % \Huge\bf フラクタル} % } \rput[lt](0,47.5){ \psframebox[linecolor=red,fillcolor=white,fillstyle=solid, linewidth=8pt,framearc=0.1]{ \parbox[c]{76cm}{ \ \vspace*{15mm} \ 高校の物理で習う振り子は,実は非常に制限された状況下での現象です. 高校では微小振幅の場合のみを学習しますが, 実際の振り子は,当然振幅が大きい場合も存在します. この場合, 振り子の運動は位置と速度の2つを変数とした 微分方程式により記述することができます. この振り子が,2つ組み合わされると, 位置と速度がそれぞれ2つずつになり, 4変数の微分方程式となります. このように微分方程式の変数の数が大きくなると (自律系の場合は 3以上), カオスを観測することができます. 皆さんも用意したおもちゃを動かすことで, あなたのカオスを見つけだしてください. \ \vspace*{5mm} \ } } } \rput[l](2,47.5){ \psframebox[linewidth=4pt,linecolor=white,fillstyle=solid,fillcolor=white]{% \Huge\bf カオスを生み出すおもちゃたち} } \rput[rb](76,2){% \includegraphics[width=20cm]{Rossler.eps}} \rput[rb](55,0){% \includegraphics[width=16cm]{Lorenz.eps}} \rput[lt](0,26){ \psframebox[linecolor=red,%fillcolor=white,fillstyle=solid, linewidth=8pt,framearc=0.1]{ \parbox[c]{76cm}{ \ \vspace*{10mm} \ \begin{itemize} \item 大統領を決めるのは君だ! --巡回セールスマン問題って何?-- \\[-25mm] \item 平和な動物園を作ろう! --2次割当問題って何? --\\[-25mm] \item 記憶の仕組み・神経細胞の学習方法\\[-25mm] \item ゲノム暗号を解読しよう!\\[-25mm] \item カオス力学系中の折り畳み構造の抽出\\[-25mm] \item 配送計画問題 --上手いこと配達しよう --\\[-25mm] \item カオスマン\\[-25mm] \item 二重振り子の不思議\\[-25mm] \item 電気回路のカオス\\[-25mm] \item カオス玩具\\[-25mm] \end{itemize} \ \vspace*{-10mm} \ } } } \rput[l](2,26.0){ \psframebox[linewidth=4pt,linecolor=white,fillstyle=solid,fillcolor=white]{% \Huge\bf ポスター・デモによる研究紹介} } \rput[lt](0.5,110.0){% \includegraphics[width=1.2\figsize]{Logos/LabTitle05vertical.eps} } \end{pspicture} \makefooter \end{document}