ftpの使い方
[参考文献]坂本文著:楽しい UNIX - UNIXへの招待 -,アスキー出版局.など
ftp を起動する.
Windowsの場合,スタート -> ファイル名を指定して実行
とし,OKを押す.
この状態で,新しいウィンドウが開き,
ftp>
となっている. このftp>をプロンプトと言う.
例えば,
ftp>?
とすると, どのようなコマンドを入力できるかがわかる. 一覧が表示される.
ftp>open
とすると,接続先のホスト(送り先)のアドレスを聞いてくる.
To
という状態になる.
ここで,アドレスを入力する.
例えば,ftp.klinikos.edu.saitama-u.ac.jpとする.
すると
To ftp.klinikos.edu.saitama-u.ac.jp
Connected to *******
220 ProFTPD 1.2.0pre10 Server (ProFTPD)...
User (******(none)):
となるので,ここで,指定のユーザ名を入力する.
あるいは,1において,ファイル名を指定して実行の時に,
ftp ftp.klinikos.edu.saitama-u.ac.jp
としても良い.
次に,
331 Anonymous login ok, send your complete email address as password
となり,パスワードの入力を要求されるので, 指定のパスワードを入力する.
入力後は,
Password:
230 Anonymous access granted, restrictions apply.
となる.パスワードはエコーバックされない.
この状態で,
ftp> pwd
とすると,現在のホスト上でどこにいるかが表示される. 結果として,
257 "/" is current directory
などとなる. pwd というコマンドは, 現在どこにいるかが表示する.
また,
ftp>ls -la
とすると,現在いるディレクトリ(フォルダ)に存在する ファイル(システム)の一覧が表示される.
続いて,
ftp> cd 2001
ftp> cd kouki
ftp> cd mon78
ftp> cd kadai6
のように,cd というコマンドを用いると, ディレクトリ(フォルダ)を移動できる.
あるいは,
ftp> cd 2001/kouki/mon78/kadai6
のように,サブディレクトリの名前をまとめて入力しても良い. 移動したら,必ず
ftp> pwd
として,正しく移動できているかどうかを確認する.
次に,ローカル側(送り元)に存在しているはずの, ホストに送りたいファイルが存在するディレクトリ(フォルダ) に移動する.例えば,今,Windows のパソコンなどを使い, フロッピーに送りたいファイルがあるとする. フロッピーは,A: であるとする.
ftp> lcd a:\
とすると,ローカル側において, A:\ に移動できる.
ここで,put というコマンドを使って,
ftp> put test.doc
とすると,現在の送り元である,A:(フロッピーディスク) から,送り先である,
/2001/kouki/mon78/kadai6
というディレクトリ(フォルダ)に, test.doc というファイルが送られることになる.
作業が終了したら,
ftp> close
ftp> bye
などとして,接続を切る.
Copyright (C) 2002
Tohru Ikeguchi
, Saitama University.