ftpの使い方

[参考文献]坂本文著:楽しい UNIX - UNIXへの招待 -,アスキー出版局.など
  1. ftp を起動する.
    Windowsの場合,スタート -> ファイル名を指定して実行
    とし,OKを押す.

  2. この状態で,新しいウィンドウが開き,
    ftp>
    となっている. このftp>をプロンプトと言う.

  3. 例えば,
    ftp>?
    とすると, どのようなコマンドを入力できるかがわかる. 一覧が表示される.

  4. ftp>open
    とすると,接続先のホスト(送り先)のアドレスを聞いてくる.
    To
    という状態になる.

  5. ここで,アドレスを入力する.
    例えば,ftp.klinikos.edu.saitama-u.ac.jpとする.

  6. すると
    To ftp.klinikos.edu.saitama-u.ac.jp
    Connected to *******
    220 ProFTPD 1.2.0pre10 Server (ProFTPD)...
    User (******(none)):
    となるので,ここで,指定のユーザ名を入力する.

    あるいは,1において,ファイル名を指定して実行の時に,
    ftp ftp.klinikos.edu.saitama-u.ac.jp
    としても良い.

  7. 次に,
    331 Anonymous login ok, send your complete email address as password
    となり,パスワードの入力を要求されるので, 指定のパスワードを入力する.

  8. 入力後は,
    Password:
    230 Anonymous access granted, restrictions apply.
    となる.パスワードはエコーバックされない.

  9. この状態で,
    ftp> pwd
    とすると,現在のホスト上でどこにいるかが表示される. 結果として,
    257 "/" is current directory
    などとなる. pwd というコマンドは, 現在どこにいるかが表示する.

  10. また,
    ftp>ls -la
    とすると,現在いるディレクトリ(フォルダ)に存在する ファイル(システム)の一覧が表示される.

  11. 続いて,
    ftp> cd 2001
    ftp> cd kouki
    ftp> cd mon78
    ftp> cd kadai6
    のように,cd というコマンドを用いると, ディレクトリ(フォルダ)を移動できる.
    あるいは,
    ftp> cd 2001/kouki/mon78/kadai6
    のように,サブディレクトリの名前をまとめて入力しても良い. 移動したら,必ず
    ftp> pwd
    として,正しく移動できているかどうかを確認する.

  12. 次に,ローカル側(送り元)に存在しているはずの, ホストに送りたいファイルが存在するディレクトリ(フォルダ) に移動する.例えば,今,Windows のパソコンなどを使い, フロッピーに送りたいファイルがあるとする. フロッピーは,A: であるとする.
    ftp> lcd a:\
    とすると,ローカル側において, A:\ に移動できる.

  13. ここで,put というコマンドを使って,
    ftp> put test.doc
    とすると,現在の送り元である,A:(フロッピーディスク) から,送り先である,
    /2001/kouki/mon78/kadai6
    というディレクトリ(フォルダ)に, test.doc というファイルが送られることになる.

  14. 作業が終了したら,
    ftp> close
    ftp> bye
    などとして,接続を切る.


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