カオスとフラクタル (情報工学実験 I課題5)

$Lastupdate: Tue Dec 6 22:49:59 2005 $

工学部 情報システム工学科

担当 : 池口徹 (大学院 理工学研究科 情報数理科学専攻 助教授)
TA : 菅野嘉隆 (大学院 理工学研究科 情報数理科学専攻 D1)
時間 : 前期,水曜日,5〜10限@情報システム工学科端末演習室

概要:

我々の回りには, 時間と共に変化する 不規則な振動現象が数多く存在します. 例えば,日々の気温,電気回路における電圧や電流, 太陽黒点数,平均株価,為替相場, ヒトの脳波・心電図・脈波, 地震の発生間隔,感染症患者数, 工学プラントにおける振動等です. これらの現象は, 一体どのようなシステムから生み出されているのでしょうか.

最近になって,このような不規則な振動現象が, 非線形システムにおいて生じる 「カオス現象」であるということが明らかにされてきています. 不規則な振動の本質を知ることは, 現象の予測・制御等の工学的応用という観点からも重要となります. つまり, カオス現象を知ることは, これらの工学的な諸課題を解決していく上でも非常に重要となるのです.

そこで本課題では, 非線形システムにおいて観測されるカオス について, またカオスと密接に関連するフラクタル について, MATLAB を用いた数値実験により体験します. 解析的に解くことが出来ない非線形システムを対象とする場合, 計算機を用いた 数値シミュレーションが有効となります.


実験テキスト,資料等
  1. テキスト
    実験ガイダンス時に配布されています.
  2. 第1週目 説明用資料 (PDF)
  3. 第2週目 説明用資料 (PDF)
  4. MATLAB ファイル

カオス,フラクタルの工学的応用
  1. カオス工学
  2. 池口研究室での研究課題

Email: tohru[at]ics.saitama-u.ac.jp.
Copyright (C) 2003 Tohru Ikeguchi, Saitama University.