非線形システム特論 2004
$Lastupdate: Tue Dec 6 22:41:13 2005 $
大学院 理工学研究科 博士前期課程 情報システム工学専攻
担当 : 池口 徹 (大学院 理工学研究科 助教授)
時間 : 前期,水曜日,3・4限@総合研究棟12番教室
概要:
20 世紀の科学における3大発見の一つとされる
決定論的カオスを話題の中心に取り上げる.
カオスを産み出すカラクリとして最も重要なものが
システムの非線形性であるが,
自然界に存在する種々のシステムの本質は
非線形性にある.
即ち,この世界に存在する自然現象を理解し,
それを工学的に応用するためには,
非線形性の理解が重要となる.
この講義では,
非線形システムの数理構造を理解するための基礎理論として,
非線形ダイナミクスとカオス理論を中心に,
それらと予測,計算理論との関連を講義する.
また,これらの理論に関する工学応用についても,
最新の研究成果を随時紹介する.
内容
- はじめに (カオスとは,歴史)
PDF
(2004年4月14日更新)
- 離散時間力学系とカオス
PDF
(2004年4月28日更新)
- 連続時間力学系とカオス
PDF
(2004年5月18日更新)
- カオスと分岐
PDF
(2004年5月18日更新)
- カオスの特徴 - カオスの数理構造 -
PDF
(2004年6月1日更新)
- ニューラルシステムにおけるカオス
- カオスと組み合わせ最適化
- カオスと時系列解析
- 最終課題
PDF
(提出締め切り8月3日 (水) 12:00まで,池口宛直接)
- 教科書
合原一幸:
「カオス学入門」,
放送大学印刷教材 (2001).
- 参考書:
講義中に紹介します.
予定
Email:
tohru[at]ics.saitama-u.ac.jp.
Copyright (C) 2004
Tohru Ikeguchi, Saitama University.