非線形システム特論 2006

$Lastupdate: Thu Dec 7 00:27:13 2006 $

大学院 理工学研究科 博士前期課程 数理電子情報系専攻 情報システム工学コース
大学院 理工学研究科 博士前期課程 情報システム工学専攻

担当 : 池口 徹 (大学院 理工学研究科 研究部 数理電子情報部門 教授)
時間 : 後期,火曜日,3・4限@総合研究棟セミナー室7


概要:
20 世紀の科学における3大発見の一つとされる 決定論的カオスを話題の中心に取り上げる. カオスを産み出すカラクリとして最も重要なものが システムの非線形性であるが, 自然界に存在する種々のシステムの本質は 非線形性にある. 即ち,この世界に存在する自然現象を理解し, それを工学的に応用するためには, 非線形性の理解が重要となる.

この講義では, 非線形システムの数理構造を理解するための基礎理論として, 非線形ダイナミクスとカオス理論を中心に, それらと予測,計算理論との関連を講義する. また,これらの理論に関する工学応用についても, 最新の研究成果を随時紹介する.


内容
  1. はじめに (カオスとは,歴史)
    宿題用の PDF
  2. 連続時間力学系とカオス
  3. カオスと分岐
  4. カオスの特徴 - カオスの数理構造 -
  5. ニューラルシステムにおけるカオス
  6. カオスと組み合わせ最適化
  7. カオスと計算論
  8. カオスと時系列解析
  9. 最終試験


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Email: tohru[@]ics.saitamaーu.ac.jp
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