2008年12月03日 第9回

  1. ロボットの動作以外に非線形が関わりを持つ分野ってあるのですか?
    就動うんぬんより先に研究室選びで迷います。

    一杯有りますよ.うちの研究室は,そもそもロボット関係ないですが,
    まさに非線形な内容をやっていますからね.まぁ,就職はとりあえず
    先にのばして,ぜひ,大学院に進学して下さい.
    楽しいですよ.

  2. 細胞膜の等価回路の式が難しかった。
    研究には興味があるのですが、プログラミングが苦手なので院に行く
    かなやんでいます。

    研究に興味があれば十分.
    プログラミングなんか,出来なくても研究室に入れば,
    すぐに出来るようになります.
    そんなことよりも,もっと重要なこと,
    なかなか身につかないことをいろいろと勉強する方が重要です.

  3. 図を用いた微分方程式の平衡点の安定性、不安定生はすごい
    分かりやすいと思った。
    実験は 実験→仮説→実験→… の繰り返しで結論を導くのは、
    大変なんだと思った。

    とても良いコメントですね.素晴らしいです.
    実験,仮説,検証の繰り返しなので,大変は大変ですよね.確かに.
    でも,そこが面白い.
    研究を始めたら没頭できると思います.

  4. 今日の講義は数式が多かったが、分かりやすかった。
    モデリングを数式で行う際には、発見者、実験者が、
    好きに設定できるという点に、実験の面白さを感じた。

    分かりやすかったというのは素晴らしいですね.
    そして,モデリングの話,とてもよくわかっていますね.
    ただ,ポイントとしては,もしモデル化して,実験データと合わなかった
    場合は修正が必要,ということになります.

  5. Hodgkin-Huxley方程式がほとんどわからなかったです。
    のこの上のバーみたいなものがなにをいみするのかがまず
    わからなかったです。

    ナトリウムコンダクタンスは変化しますが,
    その最大値です.従って,これは一定の値を表しています.

  6. gL=0.3はどこからでてきたんですか?

    主役はナトリウムコンダクタンスとカリウムコンダクタンスの変化ですが,
    ここでは,これら以外のイオン,例えば,カルシウムイオンや塩化物イオンに
    関するコンダクタンスをまとめたものと考えてくれたら良いでしょう.

  7. αn(V)、βn(V)の意味が
    よくわかりませんでした。

    講義中にも触れたと思いますが,二つの状態としては,チャネルの開閉と考えて良いので,
    これらのどちらかの状態から,どのような早さで他方の状態に状態が変化するか
    という,いわば,速度を表すものと勧化稲くれたら良いでしょう.

  8. は各イオンごとの
    コンダクタンスの微分方程式なので形が同じというで納得です。
    の部分がチャネル開閉に対応しているのがとても面白いと思いました。

    はい,完璧ですね.

  9. ホジキンハクスレイ方程式でm3やn4が出てきたときは面食らいましたが
    そんな理由だったんですね。

    確かに面食らいますが,その程度の意味だったのか,
    ぐらいに思っておいても良いでしょう.

  10. 常微分方程式の「常」は何を表しているのでしょうか?
    ついていたりついていなかったりして違いが分かりませんでした。

    元々 Ordinary differential equation の訳で,
    ODEとは,微分の変数が一つしかないような微分方程式のことです.
    一変数関数の微分のイメージですね.
    これに対して,二つ以上の偏微分に対するのが,偏微分方程式となります.
    partial differential equationです.

  11. 宿題のおかげで講義の内容はだいたいですがわかりました。
    計算が難しいです。なんというか数学の講義……。

    だいたいというようでは分かっていませんね.多分.
    数学はどこでも出て来るものなので,
    それを拒絶するようではダメです.

  12. 平衡点が安定か不安定かは判断できるようになりました。ただ、等価回路
    は、電気電子回路のころから回路の計算が苦手だったので難しく感じました。
    先生のご説明はわかるのですが、自分で回路図をかいて文字でおいて…とできる
    かと言われるとなかなか難しそうです。
    コンダクタンスがどうも苦手です…。

    苦手と言わないようにしましょう.回路の計算はある意味慣れなので,
    気にしなくても良いです.回路も自分ですぐに×必要も無いですからね.
    電気科の学生なら必要だと思うけど.
    コンダクタンスは単にレジスタンス(抵抗)の逆数
    と思っておけば良いですよ.

  13. 微分方程式は少しずつおもいだしてきたが、以降の問題が難しそ
    うでとける気がしなくなってきた。

    やれば出来ます.

  14. 今回の講義では平衡点の安定性・不安定性を理解することが
    できました。平衡点からすこしずれた点のの増減は最初分からな
    かったが説明を聞くことでよく理解できた。

    一変数の微分方程式の場合,比較的分かりやすいです.

  15. 微分方程式について平衡点とその点の安定性については安定か不安定かということはわかりましたが、
    これをどのように活用するのかがイマイチよくわかりませんでした。

    講義でも説明しましたが,この微分方程式の解がどのように振る舞うのか,
    それを調べるためには,このような方法が有効になります.

  16. 微分方程式にも差分方程式のときのように
    安定、不安定の議論があるとは思いもよりませんでしたが
    安定性について分かりました。

    まず,差分方程式の固定点と同じように,平衡点がありますね.
    これらは共に一定な状態に落ち着いているということになりますが,
    実際に,これらの値に収束していくのか,それとも
    ここから逃げていくのか,とても重要です.

  17. 微分方程式の平衡点の安定性が図で簡単に求まるのは便利だ。
    高校とかでグラフの形を書くのに、微分式を使ったのが懐かしい。

    高校でも微分方程式をやりましたか?

  18. 微分方程式の数式の方は少し理解がおいつかなかったので、復習が必要だと思った。

    そうしてください.

  19. 安定とかいう話はよくわかった。しかし、あまり使いどころが
    わからなかった。

    15.の答を参照して下さい.

  20. 微分方程式を解かなくても安定、不安定がわかるのはずごい便利だなと思いました。

    その通りです.定性的にその振る舞いが分かる訳ですからね.重要ですね.

  21. このモデルの理解のためにも微分方程式は理解が必要だし、これからの研究でも微分方程式
    を理解しているからこそ生まれる研究もあると思いました。これほど大切なものを勉強していないことにあせりました。

    これからやれば大丈夫.十分間に合います.
    これに気付いていることの方がよっぽど重要ですよ.

  22. 図式解法で、平衡点の安定・不安定が分かる。
    という事は前期の非線形システムの授業でやりましたよね?
    違うとしたらどこでしょうか?

    その通りですが,前期での講義は,差分方程式の固定点の安定性,
    不安定性ですね.今日紹介したのは,微分方程式版です.

  23. 平衡点に関しての話がおもしろかったです。
    これだとのような関数の場合安定性が変なかんじになりますね。

    はーい,とっても良いコメントです.その通り,「変な感じ」になりますが,
    どう考えますか?

    これは左からは安定,右側は不安定なので,半安定と言います.

  24. 自分も今、風邪ひいています……

    気をつけて下さい.そして,うつさないで下さい.

  25. あと2年じゃ今の世の中は変わらないと思います。
    確かに5年あれば……

    その通りやね.あと5年は必要よ.

  26. やっぱ授業中寝てはダメですね。
    話が一気に飛んでいってしまいます。
    ちゃんと体調万全で授業は受けます。

    今日は見たところそんなに寝ているように感じませんでしたが...

  27. 11/12と11/19の講義を休んでしまったので
    久しぶりの授業でした。
    がっつり風邪をひいてしまったので、池口先生も風邪には気をつけて下さい。
    2週間も休んだせいか内容がとてもむずかしく感じました。
    昨年もこのあたりの内容から徐々に付いていけなくなったので
    今年はがんばります。

    ちょっと休み過ぎですね.ヤバいと思います.