2021年10月18日 第4回

  1. 人体の構造について,心臓であったり骨であったりを考えることは今までにもあったが,
    神経細胞という小さなものから始まり,ついには平衡電位についてまで考えてみると,
    自分の体の内部の状態について化学式や数式を用いて論じるというのは不思議な感じがした.
    自分が感知した情報がどのように処理され,伝わっていくのかは,
    知らなければ未知の領域のままであったが,いざ知ってみると,
    人体という一見生物分野の話の中でも化学の要素が多く含まれており,
    高校化学もでの知識で理解できることが非常に多いことに驚くと共に,人体の奥深さを感じた.
    非常に面白かった,

    確かに不思議な感じがしますね.そして奥深いです.

  2. 本日はご講義ありがとうございました.
    本日は細胞膜が回路的な性質を持つことについて学びました.
    脳が電気回路と似た性質を持つことはとても興味深かく思いました.

    等価回路として表すことで,いろいろと調べることができるようになります.

  3. ネルンストの方程式による平衡電位の求め方や,
    透過回路モデルの作成方法などについて理解することができた.
    平衡電位と静止膜電位を間違えてしまいそうなので,違いをよく理解しておきたい.

    よろしいと思います.

  4. 本日は細胞膜における平衡電位の発生のメカニズムに関しての講義でした.
    講義中に4種類のイオンが登場しましたが,
    情報を伝達する際にこれらのイオンに各々役割があるのか気になりました.

    活動電位をどのように出すのか,という意味では役割はあると思います.

  5. 各イオンの濃度勾配によって発生する電位などを回路で表す考え方が斬新に感じた.

    次回はもう少し詳しくお話しできると思います.

  6. 前回の講義から化学的な内容は入ってきていたのですが,
    本日の講義はさらに化学的分野にさらに踏み込んだ内容となっていたなと思いました.
    細胞膜においての細胞内外のイオン濃度の移り変わりについて図を用いながら
    わかりやすい講義で理解を深められたので良かったです.

    理解してくれたのであれば良かったと思います.

  7. 高校で生物をほとんど学んでいなかったので,
    シナプス間のやり取りがイオンを介して行われていると初めて知り,
    人間の内側でも電池の様に化学反応が行われていることに驚きました.

    確かに驚きですね.

  8. 今回から急に計算問題になって少し困惑した.
    理解はできた.式の形が高校でやった物理や化学を連想して懐かしくなった.

    理解はできたのであれば,良かったと思います.

  9. 各イオンの平衡電位を計算する際に気体定数Rを用いているのは違和感がありましたが,
    化学的な側面と電気回路的な側面を考えるのであれば[J]や[mol]が出てくるのも納得な気がします.
    細胞内外での各イオン濃度について,
    カリウムイオンを除いたその他のイオン濃度が細胞内と比べて細胞外の方が大きくなっているのは
    お互いが電気的な作用を及ぼしているからでしょうか.

    お互いがということはないと思います.

  10. 本日の講義では,細胞膜によって細胞の内側と外側でどのようにして電位差が生じるのかというお話しと,
    ネルンストの方程式,ゴールドマンの方程式についてのお話しがありました.
    イオンポンプによって細胞内外のイオンの濃度差が生じ,
    濃度勾配による電位差の蓄積によって発火が起きると理解していますが,
    イオンポンプの動きに情報が保存されているのか,
    情報量によってイオンポンプの動きが変わってくるのか,と疑問に思いました.

    情報量というのは神経細胞によって伝えられる,ということでしょうか.
    情報そのものは活動電位の連続的な発生によって符号化されていると考えられるので,
    その意味ではイオンポンプの働きは変わるということはないと思います.