2021年10月25日 第5回
ナトリウム仮説や膜コンダクタンスについて理解することができました.
イオンチャネルは物理的に開閉できるようなのですが,
この開閉というのは少しだけ開いたり狭めたりすることによって,
イオンの透過度をわずかに変化させることは可能なのでしょうか.
いい質問だと思いますが,イオンチャネルは開くか閉じるかのどちらかで,
中間はないと考えて良いです.
イオンチャネルの存在がわかっていないのに目星をつけて実験を繰り返すことで
軸索の振る舞いをモデル化したホジキンとハクスレイはとてもすごいなと手順を追って改めて感じました.
生体情報工学とは関係がないが,学部での実験と研究との違いが少しわかったような気がします.
今日言いたかったことで一番大切なところですね.
ホジキン先生とハクスレイ先生が,イカの巨大軸索を使用して発火現象の実験をしたのは驚きでした.
イカは人工飼育されたものを使用していたというお話しでしたが,
冷凍保存されたものでは,やはり生物学的な実験は難しいのでしょうか.
ホジキン先生とハクスレイ先生での実験は,人工飼育したものではないですね.
あと,冷凍保存したものを元に戻すことは難しいのでは?
本日はご講義ありがとうございました.
本日のご講義では,ホジキン・ハクスレイのヤリイカを利用した軸索の調査に
松本元という日本人が大きな貢献をしたことを知り,とても興味深く思いました.
興味深いところですが,今日一番言いたかったことは違うのですが,
そこは理解してほしいところです...
イオンコンダクタンスの電位依存性について知りました.
カリウムの場合は,上がったら上がり続け,収束する性質があり,
ナトリウムの場合は,一度上がり,その後下がるという性質があることを知りました.
今日は電位依存性についてですが,次回は時間依存性についてお話しします.
Hodgkin-Huxley方程式といった,
Neuronにおける数理モデルに関する序論を聞くことができ非常に面白かったです.
電気生理学的手法でのイカを用いた実験など,
よくこのような実験を思いつくなあと毎度思ってしまいます.
確かにそうですね.さすがだと思います.
今回の講義内容について,
カリウムイオンとナトリウムイオンの膜電位によって測定される電流の特徴などを理解することができた.
よろしいと思います.
電位固定法によって測定された電流の振る舞いが電位によって大きく異なる点が非常に興味深かった.
よろしいと思います.