2020年07月29日 第12回
同期という現象について理解していたつもりでいたが,メトロノームや蛍の動画を見て不思議な感じがしてとても惹かれ,面白いなと思った.
どういうところが不思議で惹かれましたか?
メトロノーム32個の動画で,メトロノームが揃っていく様が同調圧力に屈していく人の振舞いのようで面白いと思った.
さらにメトロノームが同期した後の方が机の揺れが大きくなっているのも面白く感じられた.
このメトロノームの同期により机が大きく揺れるようになるのは,ロンドンのミレニアム橋に多くの人が渡ると揺れるようになったのに似ていると感じた.
個人的に試験は対面のほうがやりやすいと思っていたが,レポートになったので少し安心したが,しっかり書くとなるとそれなりに長くなりそうなので,計画的に取り組みたいと感じた.
とても良いコメントですね.次回話しますが,机の揺れがポイントです.
レポートは厳しいですよ!
レポートの採点基準を少しだけでも,来週触れてほしいです.
採点基準は,出題文に書いた内容を十分にこなしていたら合格にはなります.
実験をやってから受けると理解度が深まっておもしろかった
そうですか.順番はこレでもOKということですね.
蛍の光るタイミングであったり,メトロノームが同じタイミングで振れてたりと日常の生活から観測できる同期現象は面白いと感じた.
面白いですね.色々とあります.
メトロノームの同期現象が意外でした
意外?どこが意外?
同期現象が実際の現実世界において,観測されているのが興味深かったです.
作られた橋が人々が起こす振動の同期によってあれだけ揺れているのは怖かったです.
確かに相当揺れていました.怖いですね.
適応度モデルで次数が小さい頂点に高い適応度を設定しても,べき則は出現するのだろうかと思った.
いい質問だと思います.自分で調べてみてください.期待していますよ.
カエルや蛍のような生物が同期をするのは感覚的に理解できますが,メトロノームなどの機械が同期をすることに非常に驚きました.
確かに有機体じゃないとちょっと驚きでしょうかね.
適応度を用いたネットワークのモデルとボーズアインシュタイン凝縮という全然違う分野でも実はつながっている部分があったというのもスモールワールドだなぁと思いました.
なるほど,上手いこと言いますね.
今回の授業では,同期現象について学んだ.
拍手は身近で確かにそろっていくようなことがありそこまで疑問に思っていなかったけれど,メトロノームの同期は誰かの意思が入っているわけでもないのにそろっていったためすごく不思議で興味深かった.
不思議ですね.
前は似たような現象を見たことがありますが,共振現象だと思いました.
今回の授業と資料によってこの二つの現象の違いがわかりました.
そうですか.似たような現象というのは?
スケールフリーネットワークの「次数が多い頂点に接続する傾向」は,多数派に流されがちな人間の特徴に似ていると感じた.
また,メトロノームは一定のリズムを刻むもので,同期するとは思わなかったので,理論が気になりました.
確かに流されるのはありますね.人間そのものかも.
同期についての理論的なお話は次回します.
ミレニアム・ブリッジは,集団歩行が同期を起こしたから大きな横揺れを発生したのだと考えられる.
これは,同期現象が人間に危害を及ぼしかけた例であるが,同時に,歩行という個々であれば取るに足らない現象が橋の横揺れという大きな現象を導いたことを示す.
同期現象を解析し,うまく利用すれば,我々の何気ない日常的な動作を他人と同期させるなどして,集約して大きなエネルギーとして活用することができるかもしれない.
良いコメントだと思います.その通りです.
同期現象の実験動画ですが,メトロノームやペットボトルのものを見た時に声が出るほど驚きました.
理論的なカラクリがあると思うとその内側を解析してみたくなります.
ただ,パッとこういう現象は周りに起きているかと言われると頭を抱えますね...
どんなこえだったのだろう!?
来週理論を話ます.ぜひ解析してみてください.
優先的選択が起こらなければべき則が現れないというのが面白かった.
言われてみれば,確かに,人脈でも鉄道網でも,多くの頂点とつながっている頂点には,さらに多くの頂点が接続しやすいのは納得できる
メトロノームを用いた同期の実験があったが,同様のことを電子メトロノームで行ったらどのような結果になるのか気になる
電子メトロノームだと何が揃うのでしょうか.
同期現象は世の中でたくさんあると思います,特に行軍の歩調が一致して橋を渡るとき起きやすいと聞きました.
そうですね.よく知っていましたね.
同期の減少もモデリング理論に関わってくるのが面白かった
現象,でしょうか.関係しますね.非線形現象なので.
成長だけでなく優先的選択を加えることによりべき則となることを発見したことから,色々な試験をする重要性がわかった.
その通りです.試してみることが大切ですね.
同期現象にすごく興味が沸いた.
聞いていて面白かったです.
そうですか.色々と調べてみてください.
やはり何度見てもあのメトロノームの同期実験の動画はすごいですね.
我々の拍手のように,一人一人の意志によって行われる事象にも同期が起き得るのは面白いと思いました.
やはり人間といえど物理現象に逆らうことはできないのでしょうか?(人間の意志も,脳細胞による振る舞いと考えると物理現象)
人間の場合は合わせようとすることができますね.
メトロノーム以外にも同期するものがこんなにもあることに驚きました.突発的な考えですが同期をうまく利用すれば,とてつもないエネルギーを発生させることが可能なのではないかと思いました.
いい考えですね.すばらしい.
橋のような頑丈な建造物でも同期することによって振動するとは思わなかった
非常に驚きですね.
日本は地震大国で,地震と建造物が同期して揺れたら大変なことになるので,同期を防ぐための技術が世界的に見てもかなり発展しているのではないかと思った.
メトロノームに同期は有名なので,テレビなどでも見たことはあったが,32個での実験は初めて見た.
揺れのタイミングが同期するのは(理論的にではなく直観として)理解できるのだが,針の向きも同じになるのはなぜだろうか.
もし,2つのメトロノームをかなり離れた位置において実験したら,逆相同期になったりするのだろうか.
建物については,振動を吸収するようにしていると思います.逆相同期については次回説明します.
橋の同期現象はかつて同様の話をテレビで取り上げられているのを見たことがある気がします.
しかしその際は同期ではなく共振現象として取り扱われているように見えました.
同期と共振現象は別物なのでしょうか?
別です.次回話ます.
個体の振舞いに対して系からある種の摩擦が与えられることで,系の平均的な振る舞いとの差が減衰していく様子が同期ということなのかなと思った.
おー非常に良いコメントですね.差がなくなる,ということですね.
振動や同期が実際に起きる例が面白かった.
同期は相互に何かしらの作用があるか,それぞれがある周期に収束する場合にのみ起こると思う.
メトロノームは台上での振動が相互作用となって同期するのだろうか.
橋の場合は上を歩く人の歩幅やあるくペースが同期するといったこともあるのだろうか.
よく理解してくれていると思います.
拍手がそろうのって前々から不思議に思うことがあったんですけど,同期現象だったんですね.
人は同期を無意識に心地よいと感じるんですかね.
なるほど,これも良いコメントですが,それはあるかもしれませんね.
生命体が同期現象を起こすのは本能的な行動と考えれば普通に感じますが,それを人工的に再現できるのには驚きました.思えば,集団で歩く時に足踏みが揃うなんてことも同期現象だったりするのでしょうか.そうだとすると,カオスと同様に同期現象は日常にあふれているのではないかと感じました.
確かにその通りで,日常に溢れています.
同期現象について動画を見ることである程度どのような現象なのか理解できた.
メトロノームやミレニアム橋の同期現象の仕組みに少し興味が湧いた
仕組みについては次回説明しますね.
一度同期したはずの電子ホタルが関係を絶った瞬間に光るのがバラバラになってしまうのが,直感に反して面白かったです
そうですね.関係を断つとバラバラになる.人間社会のようです.
様々な同期現象の事例を見ていく中で,単純に驚き,面白いなと思っていましたが,ミレニアム橋のように危険になる場合もあるということを学びました.
単純に驚き,面白いなと思うので良いのですよ〜!
同期現象の実例紹介がとても興味深く面白かったです.特に, メトロノームが同調していく様子はとても衝撃的で驚きました.先生がmacを推す理由とmicrosoft, windowsを勧めない理由がちょっと気になりました.
macを推すのではなく,windowsを勧めないのでもありません.
まず,なぜ私がmacを使っているかといえば,それは簡単で,
UNIXだからです.私の研究室では,昔からUNIXを使っています.
例えば,2000年頃は,Sun Microsystems社のワークステーションを使っていましたが,
MacのOSが10になりUNIXになってから,そちらに移行しました.
となると,なぜUNIXを使うかということですが,
それはwindowsよりも圧倒的に便利だからです.
ちなみに,以前はWindowsも使ったことがありますが,
#古いのでダメだったのかも.
全く違うと思います.設計思想が.
実際,最近はパワーシェルがありますが,これってシェルスクリプトみたいなものだと思うので,
#違ってたらごめんなさい.
その意味ではWがUに近づいたのかも.
ただ,情報工学科の出身なのであれば,
コンピュータといえばWindows,
何かを書くときはMS Word,
プレゼンソフトはパワポ,
というのは恥ずかしいと思います.
BAモデルの形成とべき則の特徴についての経緯を理解できた.
実際の同期現象を見て,それがどのようにネットワークを変化させているのかという点など興味深いものがあった.
今日紹介した例では,ネットワークは変化はしていないと思います.
同期現象に大変興味を持った.
ネットで調べてみると数理モデルを用いて同期現象を表現できるという記事を見つけたので,調査してみたいと思う.
ネットではなくて,authorizeされたもので調査しよう.
他のモデル(頂点非活性化モデルなど)について興味があるので調べてみようと思います.
吹奏楽部の時に,近くの友達とメトロノームが同じリズムになることがあり,ずっと疑問に思っていたのですが,今日やっと謎が解けました.
なるほど.音楽関係者には身近でしょうかね.
ベキ則の発見の話は面白かったです.
このような発見にまつわる話が好きなので,今後もお話して下さるとありがたいです.
了解しました.と言っても,後,数回ですが...
同期の実例が動画で見れたので,とてもわかりやすかったです.
この際の進路で,院にいくか就職するかを迷っているので,院卒のメリットと学部卒のメリットを教えて欲しいです.
了解しました.次回話をします.
メトロノームの同期実験は2個でやったことがあるのですが,そのときは同期した後しばらく経つと動きがばらばらになり,また同期する,という挙動を繰り返していました.
講義の例にあった32個の場合でも,同じように同期した後しばらく経つとばらばらになるのでしょうか?
次回説明しますが,理論的には外れないですね.
ただ,実際はメトロノームのエネルギーが消費されてしまうと(ゼンマイで与えたものがなくなる),
メトロノーム自体が動けなくなるので,そこでとまります.
テストについての案内を前もって言っていただき,どのようにテストを行うのか気になっていたのでありがたかったです.
気合を入れて準備してください.
同期現象について,直観的には理解できましたが,まだ"不思議な"現象だな,と思います.
なるほど.でもやっぱり不思議ですよね.
同期現象が有機物,無機物に関係なく起こるということに驚いた.
また,カエルの同期現象のような気づきにくい例で同期現象が起きており,気づいていないだけでもっと多くの同期現象があるのだろうと思った.
色々と周りをみてみよう!
大学院に行けるために勉学を頑張ります今日の講義を聞いて,さらに頑張ろうと思いました
期待していますよ!頑張って.
メトロノームを2つの平面上に置いて互いに振動が伝わらないとする場合,同期現象は起こりますか.
起きないです.
今回の講義は動画で実際に同期の動きを確認することができたのでわかりやすかったです.
ロンドンのミレニアム橋の動画はとても驚きました,ロンドンに行く機会があれば見に行きます.
ぜひ確かめてみましょう.
私はロンドンに行ったことがあるのですが,空港と街中のハロッズだけしか行ったことがないので...
同期という現象はとても不思議で興味深い.
人間に関しても拍手の音や,足音なども同期することがある.
物理現象や人間などの生き物の生命にもこの現象がおこるというのは生物と物理の融合しているみたいでとても面白い.
そうですね.確かに融合だと思います.
同期について,メトロノームの動画を見たことがありましたが,その他については初めて知ることが多かったです.
面白い動画ばかりだったので他にも同期現象で面白いものがないか調べてみたいです.
はい,ぜひ調べてみましょう.
スケールフリーネットワークがどのようなものであるのかを確認することができた.
大学院に行きたいが,成績的に推薦では厳しく,内部受験では受かりやすくなっているか知りたいと思った.
同期現象がどのようなものであるのか理解した.
期末テストをレポートにしたのは今の環境を踏まえて素晴らしい判断だと思う.
内部受験は受験なので,受かりやすいかどうかはわかりませんが,
個人的な意見としては,ちゃんと準備をしておけば受かると思います.
うちの研究室は推薦で行く人もいますが,受験する人も多いです.
その意味ではノウハウはあるかも.
カエルやホテルなどの生き物が同期するのはなんとなくわかるが,蝋燭の炎などの自然現象が同期するのは少し疑問に感じた.
確かに不思議かも.
同期現象の例が身近にあるものがおおく,驚きました.
一見,関連のないものでも関連がある点があるということがわかったということはとても面白いと思いました.
そうですね.なので,いろんなところにアンテナを張っておく必要があると思います.
知らない同期現象がたくさんあってどれも面白いと感じた.
意外と知らない間にほかの人と同調することはあるが,無機質なものであっても同期が起きるというのは非常に不思議である.
これは経験則のみならず理論的にも証明できるのでしょうか?
そうですね.理論的な話は次回します.
今回は動画が多くて,感覚的に位相などが同じになるということがわかった面白い現象を取り扱っていると感じたので,単純に見ていて楽しかった
楽しいのは大切ですね.
蛍が同期したり, ニホンアマガエル が逆相同期してて, 面白いなと思った.また, ペットボトルでは両方できてすごいと思った.
確かにすごいかも.
ろうそくの火や拍手など,同期現象は思っていたより身近にあふれていて驚きました.
今まで学んできたネットワークの構造が同期現象とどのように関連するのか考えてみようと思います.
色々と考えてみてください.
同期現象を見ていると,微妙な振動などを通じて物同士の間で情報が受け渡されているような感じがした.
実用性はともかく,これを通じた情報共有が可能ではないか,とも考えたが,情報量が保存されたままではなく互いに同じ動きに収束していくだけなので難しいと思い至った.
また,様々な同期があるのを見て,それでは中学くらいの時に運動会の行進がなかなか揃わなかったのは何だったのだろうか,と思った.
いや,なかなか面白いアイディアですね.