圧倒的成長

澤田 和弥

こんにちは. 本ページを訪ねてくださりありがとうございます. 本ページを訪れている方の多くは,おそらく情報工学科の1~3年生だと思います. 拙い文章ですが,研究室を選ぶ上で何か参考になれば嬉しいです.

改めまして,私は2017年から池口研究室に所属している澤田和弥です. 現在博士後期課程に在学中で,学部3年生の後期から池口研究室に仮配属されました (仮配属というシステムは経営工学科時代までで,現在の情報工学科にはありません). まず私は,池口研究室が第一志望ではありませんでした. データサイエンスの流行もあり,漠然と統計系の研究室を志望していました. しかし,学部3年生まで遊び歩いていたため,成績は芳しくなく, 実際には研究室を選べるような成績ではありませんでした. 当然,第一志望の研究室には入れず,当時は少しがっかりしました. 結局入れて(拾って)もらえたのは,現在所属している池口研究室です(確か第四志望だったと思います). ただ,このご縁があったおかげで,当時は全く考えていなかった博士後期課程に進学していますし, 今は池口研究室に入れて本当に良かったと思っています. では,具体的にどんなところが良かったのか自分語りも交えつつご紹介いたします.

教育熱心な池口先生と先輩方の手厚いサポート

まず,第一に池口先生は大変教育熱心で,学生のことを一番に考えてくれます. どんなに忙しくても,研究の議論をお願いすると快く議論してくれます. また,池口研究室には日報メールというシステムがあり, 研究やその他作業を行なった内容の報告をメールで行います. 日報メール(もしくはそれに準ずる報告や連絡の場)自体は他の研究室や会社などでもあると思います. ただ,池口研の場合,日報メールに対して毎日池口先生が返信をしてくださり, 研究に行き詰まっている場合や間違っている場合,うまくいっている場合でも 的確なアドバイスをいただけます. したがって,研究で行き詰まっている場合でも一人で抱え込まずに,比較的短期間で解決することができます. すでに私は,約1000通以上の日報メールを送っていますが,ほとんど全てに池口先生からご返事いただいています. 他にも,私の進捗が遅れてしまった際に,(本来は良くないですが) 休日であるにもかかわらず論文や学会原稿・発表スライドの チェックをしていただいたり,大変献身的な指導をしていただけます.

また,池口研では,先生方だけでなく,先輩からの指導・サポートも手厚いです. 学部4年生で配属されて研究を進めるにあたって,プログラムを書いたり,結果を可視化したり, 文章を書いたり,その他様々な知識が必要になります. そのため,池口研では,4,5月に研究で使う計算機の基本的な使用方法やプログラミング, 文書作成方法など様々な講習会を先輩が行なってくれます. 前述の通り,私は学部3年生まで熱心な学生ではなかったため, 右も左も分かりませんでしたが,先輩方が懇切丁寧に教えてくれたため, スムーズに研究を行うことができました. 現在では,まだまだ未熟ではありますが,後輩学生に教える立場になり, 研究の議論や文章の修正なども行なっています. 後輩学生に知識を教えたり,文章を修正すること,議論することで, 自分の理解が深まったり,様々な気づきを得られます. また,研究が進展するだけでなく,議論によって雑談も生まれ, 研究室のメンバーとも仲良くなれます.

学会やワークショップなどでの経験

研究を進めていくと,学会に参加することがあります. 学会に参加することはどんな研究室に入っても同じですが, 特に池口研究室では,数多くの学会に参加する機会をいただけます. 現在はCOVID-19により,現地で参加できませんが, 私もこれまで数多くの学会に参加しました (そのおかげか,日本学生支援機構の奨学金の全額返還免除になりました). 学会はもちろん研究成果を発表し,議論するために参加します. ただ,空き時間や夜などは自由な時間もあるため, お得に旅行気分を味わえます. 特に国際学会では,1週間ほど滞在するので,少し観光する時間もあり, 旅行好きな人はどんどん研究して,学会に参加すると研究のモチベーションも上がると思います.

他にも, 非線形ワークショップ という 複数の大学・研究室が集まる勉強会があります. この勉強会でもポスターなどで研究発表を行い,議論します. ここでは,非線形な問題を扱う様々な分野の先生方・学生との交流ができ, とても刺激的な議論ができます.

自由な環境

池口研にはコアタイムがありません. したがって,もちろん研究室のミーティングや授業・TAなどがある場合以外は, 何時に来て何時に帰ってもOKです. 私は夜型なので,これが大変ありがたいです. また,研究内容・テーマについても,基本的に自由です. 私は,時系列データ・神経細胞から得られるスパイク列と呼ばれるような点過程データから 因果関係を検出する手法の開発などの研究を行なっています . これは,学部3年生の12月に参加したワークショップをきっかけに興味を持ち,池口先生に相談しましたが, すぐにOKしてくれました.

以上,まとまりのない文章でしたが,最後まで読んでいただきありがとうございます. 池口研では,どんな分野や職種に進むとしても普遍的な能力を身につけ, ``圧倒的成長''できる環境があると思います. この文章を読んで,少しでも池口研究室に興味を持っていただけたら幸いです. では,皆様と池口研究室でお会いできるのを楽しみにしています.

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